プログラミングは学校の科目でいえば家庭科。

プログラミングの世界では単なるテキストでしかないはずのコードを書いて実行するだけでまったく新しい表現を作り出すことができます。これは文学や音楽や美術の世界に通じるものがあるように思います。また、アプリやウェブサービスなどの価値や機能を生み出し、これを他者へ公開し提供することもできます。一個人がわずかなコストでその表現手段や開発環境を手にできる時代、これを使わないなんてもったいない。

さて、そういう風に言うと、プログラミングが一握りの才能あるエンジニアやアーティストたちだけのものと思われてしまうかもしれません。確かに今まではそうだったかも。ほとんどの人は一行もコードを書くことなく人生を終えてたでしょう。しかしこれからはまったく変わってくると思うのです。本来プログラミングは職業としてプログラマーをやっている人だけのものではありません。料理はシェフだけの特権じゃないし、工具は大工さんだけのものじゃないのと同じ。冷蔵庫の有り合わせの食材で手際よく昼ごはんを作れたり、ちょっとガタついてきた扉をドライバーで締め直したり、そういうことが自然にできる人はとてもかっこいい。

プログラミングも同じだと思うのです。実はきっとすごく日常的で実用的なスキルなんじゃないかと。勉強のための勉強、のようなものではなく、早いうちから自分で手や頭を動かしてコードを書いてみることを経験しておくことで、必要なときにちゃちゃっとコードを書いて、身の回りの問題解決ができる人になれるのではないでしょうか。そういう意味で、学校の科目で言えば実技教科、そして芸術系の美術や音楽ではなく、家庭科が一番近いイメージ。もっとちゃんと学んでおけばよかったなあ家庭科。まあ、理屈や打算ぬきにしてコードを書くのは楽しい。プログラミングで人生をちょっと豊かに。みたいな。