凡庸な作品をそれっぽく見せるフレーム。

展示会に行くたびに思いますが、絵画や写真が観客に与えるイメージの良し悪しは、作品そのものの出来だけでなく、額縁やそれが掛けられている壁の色や材質、照明の具合など、周辺のシチュエーションによって大きく影響を受けるものだと思います。自分が描いたちょっとしたスケッチやイラストなどもこの壁にこうやって額装して展示してくれたらいい感じに見えるんじゃないかなと思ったりすることもあります。とはいえなかなかそのような機会 には巡り会えないため、せめて画面上で再現したいと考えました。といっても大したことではありません。背景色を壁の色とします。これはビビッドな色にするとそれっぽくきまるように思います。その上にもう一つ小さな白いキャンバスを描きます。真っ白だと少し不自然なので#efefefぐらいの薄いグレーにしてみます。そして、キャンバスと壁の関係性を表現するために適量のドロップシャドウを加えます。

たったこれだけのことなのですが、すでにちょっとしたポップアート感。このミニキャンバス上にイラストや写真を配置することで、普通に画面に表示するよりもなんだか特別な感じが演出できそうです。当然このミニキャンバスをはみ出した線を描くこともできますので、適度に非日常的なバーチャルならではの表現も創り出せるかもしれません。よかったら試してみてください。話が戻りますが、良い展示会に出会うと、作品自体の良さだけでなくその企画コンセプト、展示の方法や順序、そして壁や床の色や照明の演出、ポスターやフライヤーのデザインなどトータルでの設計の素晴らしさに感動します。いつかそういう仕事もやってみたいなあ。